試験科目
共通科目と専門科目に分かれます。
共通科目は、ビオトープ計画管理士・ビオトープ施工管理士ともに共通で、専門科目は、受験区分によりそれぞれに分かれます。
共通科目
生態学−生態系の構成要素、機能、生物と環境の間の相互作用等に関する事項
ビオトープ論−ビオトープの理念、保護の考え方および方法等に関する事項
環境関連法−自然環境および野生生物の保護等に関する法制度(専門科目以外)
専門科目
計画部門(ビオトープ計画管理士)
都市計画や農村計画、地域計画、国土全体の土地利用計画において、特に自然生態系の保護、保全、復元、創出を目的とした場合の構想、計画、設計等に関する事項と、それらにかかわる法制度。
施工部門(ビオトープ施工管理士)
河川や止水地、海岸、道路、農地、公園、山里、森林、庭等において、野生生物の生息空間を保護・保全、復元・創出する際の設計、施工全般に関する事項と、それらに関する法制度。
試験形式
1級は、択一問題・記述問題・小論文が出題され、口述試験は1級筆記試験の合格者のみ課され、筆記試験とは別日程で実施されます。2級については、択一問題・小論文が出題されます。
ビオトープ計画管理士1級・ビオトープ施工管理士1級
択一問題 50問 |
共通科目 30問 |
生態学 |
10問 |
ビオトープ論 |
10問 |
||
環境関連法 |
10問 |
||
専門科目 20問 |
計画部門または施工部門 |
20問 |
|
記述問題 4問 |
科目区分なし |
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小 論 文 1問 |
|||
↓ |
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口述試験 |
筆記試験合格者のみ |
ビオトープ計画管理士2級・ビオトープ施工管理士2級
択一問題 50問 |
共通科目 30問 |
生態学 |
10問 |
ビオトープ論 |
10問 |
||
環境関連法 |
10問 |
||
専門科目 20問 |
計画部門または施工部門 |
20問 |
|
小 論 文 1問 |
択一問題の内容(1・2級)
択一問題は、3〜5つある選択肢のなかから正解の番号を1つ選び答えるものです。
記述問題の内容(1級のみ)
記述問題は、設問に対し、作文して解答するものです。400字以内で解答するものを原則とします。ただし、併せてフリーハンドで作図を求められるなど変則的な問いの場合は、400字に限りません。
小論文の内容(1・2級)
小論文は、主に受験者のビオトープ管理士としての意志や信念を問うものです。1級は1200字以内、2級は400字以内で解答するものを原則とします。ただし、設問によっては、最大文字数が調整されることがあります。出題は1問ですが、与えられたいくつかのテーマから1つを選択し、それについて解答します。
口述試験の内容(1級の筆記試験合格者のみ)
ビオトープ管理士としての適性をはかるもので、1級の筆記試験合格者のみに課されます。試験官と受験者との面接形式で行い、口頭でなされるさまざまな質問に対して、受験者は口頭で答えます。
参照:平成26年度ビオトープ管理士資格試験-受験の手引き-