滋賀県の琵琶湖博物館水族展示では、平成19年7月30日(月曜日)〜9月2日(日曜日)の期間、トピック展示として今年繁殖した天然記念物「イタセンパラ」の未成魚を展示。
琵琶湖博物館では毎年イタセンパラの繁殖に取り組んでおり、産卵期は秋で、昨年の9月から10月にかけてイシガイ科の二枚貝(タテボシガイ、ドブガイ)の体内に産卵し、今年の5月中頃から6月中頃にかけて貝の体内から稚魚が出てきた。
タセンパラは、1974年に国の天然記念物に指定されているほか、1995年には「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」の対象種となり、許可のない捕獲や移動が法律で禁止されており、1999年の環境省のレッドリストでは絶滅危惧IA類(滋賀県では絶滅)にランクされている。
滋賀県立琵琶湖博物館
http://www.lbm.go.jp/